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わくわくコマツ塾

今年7月からコマツ館で始動した「わくわくコマツ塾」。

小学生高学年を対象に、あるテーマに沿った勉強や学習の場を設けるという企画です。

今日、教育の場で盛り上がっている「アクティブラーニング」というものです。

今年度は「砂鉄で学ぼう」と「地球に優しい燃料電池」の2テーマで活動しています。

「砂鉄で学ぼう」では、砂鉄がどこからやってきたのか、またどんなことに使われていたのかなど、歴史も学びながら、砂鉄の特性を学んでいます。

「地球に優しい燃料電池」では、水力発電所、火力発電所、太陽光発電所、風力発電所、原子力発電所などを見学し、発電の仕組みや、各々の発電所でのメリットデメリットを学び、環境問題の視点から、地球に優しい発電方法とはどんなものがあるのかを燃料電池に繋げられるように勉強しています。

「子供達に学びの場を提供すること、子供達が能動的に学んでいくこと」を目的とした活動ですが、実際にはそう上手くいくものではなく、、、

子供達は基本的に受動的です。

「なんでも自由に発言してくださいね」と言いながら、自身の発言量が多くなり、子供達に聞かせるだけの状態にしておきながら「何も意見がないのか?」と決めつけて、子供達を戸惑わせてしまうのことの方が多いからです。

いかに子供達を能動的にさせられるか、物事に興味を持たせられるか、分かり易く説明出来るかは講師にかかっていると思います。

勉学の場において、話が面白い(=物事を順序だてて説明し、あっちこっちに話題が飛ばない)講師、例えが上手な講師、というのは子供達の興味関心を引き、印象に残ります。子供達はそんな講師をしっかり見ていますし、講師も子供達をしっかり見ていて、自分勝手には授業を進めません。

7月から3か月間、子供達、講師達を見てきて、自分が学生のとき印象に残った先生は誰だろう、何が良かったのだろうと考えると、その先生は自信を持って話していたし、興味を引く話し方で、私達生徒のことをしっかり見てくれていました。その先生が面白かったから、その科目も頑張れたし、好きになれたし、もっと知りたいと思えたし、今でも好きです。

先生一人で何十人の子供達を見るのは大変だと思いますが、そういう先生がいることが子供達の能動性や積極性を育て、自分のやり方で授業をやるのではなく、子供達と向き合って言葉のキャッチボールをしながら授業すること。これを大事にしていかねばならないのではないかと感じました。